蟹江 トシヱ様(ぬくもりワークス保護者会 会計)

息子の進化?変化?

日曜日の朝、階下から主人の大声。
「ワー大変、大洪水」。
慌てて降りて行くと本当に大水。
トイレットペーパーで遊んでトイレを詰まらせて困るという話は聞いていたが、この年になって経験するとは…。
只、息子はトイレットペーパーで遊ぶのではなく、芯をとる為。ペーパーは邪魔だからという理由。芯は雑紙を入れる袋の中に入れてありました。

この癖の発端は、多分『箱』。
ある日突然、段ボールから仏壇の線香の箱までがぺちゃんこ。それからティッシュの箱。もちろんティッシュはごみ箱へ。何度注意してもスキをみてはやられてしまうので、それではと箱なしのティッシュを用意したけど今度はティッシュを無くす方に気が向いた様で、仕方が無いので我が家のテーブルにはトイレットペーパーがのるようになりました。その期間は短く、今はポケットティッシュ。トイレットペーパーを置いたのがいけなかったのか、冒頭の大洪水へつながったのです。

ネコとネズミ。
もうひとつの攻防は食事。白いご飯は食べられず、ワークスへ入ってもまだ偏食は続いていました。あれでよくあんなに大きくなるネと言われる程でした。
少しずつ食べられるものが増え、喜んでいると、ストッパーが無かったのか、苦しくなってもあるものは食べてしまわなくてはという感じになってきて、これはいけないと、カギをかけたり隠したり。近頃は息子の方が上を行っている感じです。

そんなこんなでの四十五年。まだ親を喜ばせてくれたり、驚かせてくれることもあります。何事にも我関せずの息子が大切なおやつを、ほんの少し分けてくれたり、私の分までコップに氷を入れて用意してくれたりしてくれるのです。何でもないこんな些細なことが喜べる暮らしが、一日でも長く続くように元気でいたいと思っています。